OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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SHIHO TANAKA

田中 志穂

38歳
作業療法士
神奈川県出身
パンセクシュアル

#015 2018年5月撮影

私のパートナーはFTXです。私には離婚歴があり、10代の息子がいます。
離婚後初めてトランスジェンダーの彼が出来た時、初めて話したのは母でした。何でも話せる母なのでためらいはなかったのですが、打ち明けた時にはトランスジェンダーということがうまく理解できなかったようです。でもその後徐々に理解できたようで、今では良き理解者になってくれています。
今のパートナーは自分のセクシャリティに対して周りにオープンなので、私も友人に彼のセクシャリティについてオープンに話します。中には驚く友人もいますが、決して否定することなく、彼が出来たことに喜んでくれています。

LGBTへの理解はどんどん進んでいます。一方でまだ理解が出来ない人もいるのも事実です。私自身、離婚後トランスジェンダーの方とお付き合いするまで、LGBTの理解は低かったし、同性と付き合う事は特別な事だと思っていました。でもそんな事はない、同性と付き合う事はとても自然な事でした。異性と付き合うのが当たり前、そんな思い込みから解放されたら、もっとたくさんの人達が恋愛できると思うのです。

カミングアウトする人、しない人、色んな選択があっていいと思います。
勇気あるカミングアウトを私は支持します。LGBTが特別視されることなく、就職、恋愛、結婚や出産等、自由にできる、選択できる世の中になることを願います。