OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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MASARU NAKANO

中野 勝

49歳
会社員
北海道出身
ゲイ

#015 2018年5月撮影

僕はGAYで、聴覚障害者である。
今年(2018年)3月下頃に、仕事のキャリアアップの事で人事部の面談があり、ひょんな事から、面談官に「私はゲイです。」と躊躇なくカミングアウトした。なんか、気持ちがスカッとした。
面談官は驚いた様子もなかったのだが、(本当は驚いて欲しかった。(笑))
LGBTの認識活動が今の時代にマッチしていたのかもしれない。
私がカミングアウトしたのは、10年前だったように覚えている。
妹と台所に立ったときだ。妹が「ねえ、彼女は?」「父ちゃんは亡くなったし、母ちゃん独り身だし」と、気さくに話し掛けていた。どうやら、妹は薄々感じていたようだった。
「俺、付き合っている人がいるんだ。」「男の人だよ。付き合って5年になるかな。」と。
妹は「あっそう。」と、気に咎めなくあっさりと「よかったね。」と喜んでくれた。
家族にカミングアウトしたのは妹だけ。
それ以来、僕の相方と妹はたまにLINEする仲だ。
色んな人にカミングアウトした事で、僕の気持ちは晴れやかだ。
そう、カミングアウトして良かったと思える。そして毎日がHappyだ。