OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
main-image

LEON MIYAZAWA

宮澤 平光

21歳
学生
千葉県出身
ゲイ

#015 2018年5月撮影

2年前、私は日本を発ち、モントリーオールというところに留学して初めて自らのセクシャルオリエンテーションを考える機会を得て、前々から曖昧であった自身は男性が好きなんだということが、様々な友人や現地でみた盛大なPRIDE パレードで初めて確信にすることができました。 ストレートの男性も私がゲイと知っても旅行に誘ってくれたりと海外のオープンさには良い意味で驚かされました。

自分は少数派だ、間違っていると思い込んで、伏せってしまっていた青年期でしたが、大学で親友に恵まれ、その内の1人は私に”平光のその個性は私にとってどのようにしてもネガティブには働かないよ、それは私の大好きな平光の素晴らしいオリジナリティの一部なのだから”と言ってくれました。 その言葉にどれだけ救われたか未だに感謝しきれません。

両親に打ち明けた時、私は両親ともう話せなくなるのではと何度も悩みました、しかし、父、母ともに愛を持って私を理解しようとしてくれて、私は本当に幸福だと思っています。
全ての家庭で受け入れて頂く事が簡単でないのは悲しいことながら事実ですが、私にとって結果に限らず、自らを偽るという心の不要な鎧を脱ぎ捨てられた事が何よりの成果でした。

私も未だに身の回りの殆どの人には打ち明けられていません。でも、このカミングアウトで迷っている方をサポートさせて頂けるこの機会の一員になれた事で、1人で悩むことはないんだと気づけました。心から感謝しております。

若輩者ではありますが、私はカミングアウトは他人にどう思われるのではなく、自分がどのように自身を受け入れたいかではないか?と思います。

少しでもこの自身を受け入れるという輪が広がればなと思います。ありがとうございました。