OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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SATOSHI IGAWA

井川 諭 (右)

41歳
会社員
茨城県出身
ゲイ

#015 2018年5月撮影

カミングアウトとは自分の正体が知られたくないことを告白するようなもので、不利益なこと(嫌がらせなど)が起こることも考えられるため、勇気がいる。自分の性的指向の真実を自分自身が認めることであり、なかなか人に言えないものである。親しい友人へのカミングアウトすることは簡単ではあるが、家族や、職場の人や同僚の人に「実は、自分はゲイ」となかなか言えずにいる。いざ言いだそうと思ったとしても、なかなか行動に移せない自分がいる。
今回の「OUT IN JAPAN」東京撮影会に、年下の彼氏と参加したきっかけで、これからありのままの自分で生きていこうと決めた。ゲイなの?って聞かれたら、誇りをもって「YES」と言えるようになりたい。
こんな僕なんだ!と知ってもらうチャンスでもある!

MEGURU OODAKE

大嶽 翔 (左)

21歳
学生
秋田県出身
ゲイ

#015 2018年5月撮影

私にとって、カミングアウトは特別なものではありません。
小中高一貫という教育環境の中で、密接な関係にあった、兄弟に等しい友人とは、私のありのままのすべてを知っています。「誰が好きなのか?」「どこがいいと思ったのか?」異性愛と変わらずに、現在も当たり前のように会話をしています。
しかし、家族にだけはなかなか打ち上げられず、カミングアウトをしていない唯一の存在です。「家族にとっての当たり前」と「私にとっての当たり前」が一致していない今日、思い悩むことが度々あります。その最大の理由として、誰よりも家族を愛しているからです。
私にとって、カミングアウトは特別なものではありません。
「十人十色」という言葉がありますように、私は「私」という意思で動いています。好きな人が昨年11月にでき、とても甘くて心地よい幸福を実感しています。これから先も、ありのままに大空へ翔けめぐっていくでしょう。これが、私の日常であり、人生そのものです。
あなたにとって、カミングアウトはどんなものだとイメージしていますか。